新しいお洋服を始めたくなる2月も中頃。寒さと闘いながら如何にして新作を取り入れるのか。季節のはざまは難しいけれど、このタイミングだから楽しめるスタイルもあるのです。カシミヤのニットや暖かいストールがまだ手放せないこの時期から、すぐにワードローブに加えたくなるアウターが届いています。
Coat ¥75,000+tax (Scye)
Knit ¥114,000+tax (QUEENE AND BELLE)
Pants ¥38,000+tax (MYTHINKS)
Bag ¥58,000+tax (Ithelicy)
その他スタッフ私物
定番のバルマカンコートと同じく高密度のナイロンとポリエステルを使用している、Scyeのタフタボマーコート。羽織った瞬間の軽さにも驚きですが、薄手なのにしっかりとしたハリと明らかにタフそうな触り心地に、もう既にこの時点で安心しかありません。形のイメージとしては、MA-1のロングバージョンのようなタイプですが、肩やアームのラインが細身で美しい。Aラインに広がるシルエットなのにメリハリのあるバランスがやり過ぎていなくて良いのです。
身体を動かすたびに、カサカサと生地が軽やかに鳴くのが、なんだか気持ち良いです。むふふ
べたっとした黒でなく、墨っぽい黒なのが渋い。深い色合いでもこれからのシーズンに羽織るのに軽く見せてくれて、コートの立体感も見えて更に格好良い。マットな表面で光沢もほとんどないので、スポーティーなカジュアルさが無く、トラッドにもモードにも合わせられる一枚です。
細かいディティールのお話しで大変恐縮ですが、ジップに牛革を使っていたり、出来るだけ目立たないようにジップのカラーを生地に近づけたり、ボタンまでマットな質感だったり、比翼仕立てになっていたり。と、余念がありません。“ベーシック”という軸の部分からブレる事なく出来上がったお洋服に、ただただ頷くばかりです。
風を通しづらい素材なので、カシミヤのニットを着て今から暖かくコーディネートが出来て、しっかりと実用性も感じられます。メンズライクなMYTHINKSのコーデュロイとトラッドなQUEENE AND BELLEのニットから、少し素肌を覗かせて抜けのあるスタイリングが気分です。
Scyeのコートはこちらからもラインナップをご覧頂けます。
アウターの準備は、是非お早めに。