2.3(sat)から始まったアルバム公開で、
お客様から楽しみにしているという声を一番多く頂いたのがこちら

SEEALL

デザイナーである瀬川さんは2019年にSEEALLをスタート。
多国の職人技術を継承・再構築し、複数のサブカルチャーから着想を得たコレクションを提案しています。

2.13(sat)に届いた第一便。
すぐにご紹介をしたかったのですが、連日たくさんの方に足を運んでいただき、お嫁に出す日々が続いておりまして…
ご紹介が遅くなり申し訳ありません。
まだまだご覧いただけるコレクションの一部を本日はご紹介させていただきますね。

とにかくSEEALLの魅力は、時間を掛けて作り込まれたファブリックです。


DOGI JACKET ¥71,500 / size2,4 / lyocell59%,polyester39%,polyurethane2% / black
P-41 JACKET ¥58,300 / size2,3 / cotton100% / olive
OVERSIZED CARDIGAN ¥36,300 / sizeF / silk85%,cashmere15% / black,greige
MANCHESTER PANTS ¥53,900 / size2 / lyocell59%,polyester39%,polyurethane2% / black

まずは総刺繍のレース生地が使われたセットアップをご紹介。
レースの本場であるスイスにも劣らない日本のエンブロイダリーレース。
近年は生活様式の変化や生産性の追求などの影響により危機に面している技術なのですが、SEEALLでは数シーズン前よりその素晴らしさにフォーカスし、0から生地を作り上げています。



実際に手に取って頂くと、おそらく見た目よりずっと軽くしなやかでびっくりされる方も多いジャケット。
どこかシノワズリな要素を感じるnouéとしても大好きな雰囲気の一枚です。



レイヤードしたのは岡山に本拠を構える縫製工場・生地製造販売会社、株式会社シオタが手がけるオリジナルブランドCIOTAとのコラボレーションピース。
ヴィンテージのP-41をベースとしたヘリンボーンのシャツジャケットです。
DOGIの襟元と小さめで立ち上がりの良いP-41の襟元。このレイヤードぴったりでした！




セットアップのパンツはアイコニックなアイテムのひとつであるMANCHESTER PANTS(マンチェスターパンツ)
股上が深く、裾に掛けてテーパードのきいたシルエットはシューズを選ばずに履ける万能な一本。
総刺繍のパンツなんて、それだけで気分が昂ります。
 

P-41ジャケットの中にこっそり合わせたのはユニセックスなボリューム感のOVERSIZED CARDIGAN
カシュクールのように身体に巻き付けて、裾はインに。




OVERSIZED DOUBLE BREASTED BLAZER ¥75,900 / size2 / cotton100% / antracite(brown grey)
MANCHESTER PANTS ¥42,900 / size2 / cotton100% / antracite(brown grey)
RIB LONG CARDIGAN¥37,400 / sizeF / silk85%,cashmere15% / black,greige
O’KEEFFE SCARF ¥99,000 / sizeF / silk100% / black

“夏のトロピカルウールに変わる清涼感があり、仕立て栄えする素材の開発”というアイデアから生まれたコットン生地のセットアップ。
ガスを使った炎の中を高速で通過させ、表面の毛羽を焼き取った綿糸を強く撚って作られたファブリック。
シャリ感があり、身近なのにフォーマルさをも併せ持った特別感のある素材。
無煙炭という意味を持つ”antracite”というカラーもニュアンスが有りとても魅力的です。    

エンブロイダリーレースと同型のMANCHESTER PANTSもシャリ感のある素材だとまた違った印象。
 


ジャケットのインに合わせたのは先ほどご紹介したOVERSIZED CARDIGANと同じ糸を使ったRIB LONG CARDIGAN



瀬川さんが定番に加えて行きたいと話していた、通称第二の肌=セカンドスキンのニット。
さらっとした肌触りと優しくじんわりと温めてくれるカシミアシルクのこのニット、素肌に乗せた時の気持ちよさは格別なものがありました。ぜひたくさんの方にこの気持ちよさを体感して欲しい！
 

セカンドスキンのシリーズは今回3パターンをオーダー。
先ほどご紹介した2種類のカーディガンとこちらのプルオーバータイプ。
ぜひお早めに、店頭で試してみて下さいね。

RIB CROSS SWEATER ¥30,800 / sizeF / silk85%,cashmere15% / greige,black


そして首元にはシルクのスカーフを。
マットな生地のスタイリングにワンアイテム添えるだけでアクセントになってくれる名脇役です。



ちなみにMANCHESTER PANTSは別素材でもご用意しています。
今回のラインナップで比較すると、下記の二種類が一番とろみのある柔らかいファブリック。
絶妙な色出しもひじょうに素敵なので、ボトムに少しだけ新鮮さを求めたい方には心からお勧めです。

MANCHESTER PANTS ¥49,500 / wool66%,silk33%,nylon1% size2 / charcoal check


MANCHESTER PANTS ¥49,500 / wool66%,silk34% / size2 / silver blue

HORSE RIDING COAT ¥93,500 / size2 / silk70%,nylon30% / sand
O’KHEEFFE SHIRTS ¥42,900 / size38 / silk70%,nylon30% / sand
EXTRA WIDE TUCK PANTS ¥46,200 / size38 / silk56%,wool40% / natural

最後にご紹介するのはふわふわと風に吹かれて飛んでしまいそうなスタイリングを。
コートとブラウスに使われているのはシルク特有の滑らかさにナイロンの張りが加わったファブリック。
名付けられた”テクニカルシルク”という表現がぴったりな、初めての肌触りです。


通常先染めで使われる絹紡糸を後染めで。
それだけでもこの色合いを出すのに高い技術を要する上に、そこから更に縮絨し、天日乾燥、風合いを維持したまま仕上げるという、SEEALLの追求の細かさと深さを感じるこの素材。



風になびくと陰影が出て本当に美しいんですよ。
シルク100%とはまた違う、どこか現代的で現実的な高級感があるんです。



スタイリングしたのはハイウエストのワイドパンツ。
繊細さの代表とも言えるシルクのオーガンジーにウール糸を散らして織り上げた後に、なんと手でカットしてフリンジを作るという特別なファブリックです。
まるでたんぽぽの綿毛のような、動くたびに飛んで行きそうなフリンジがもう素晴らしくて素晴らしくて。
しかもこのファブリック、シルクもウールも、使われた糸は全て無染色のものなんです。

 

今回ご紹介出来なかったのですが、同素材でシャツやジャケットも到着しています。
その他にも今回ご紹介出来なかったラインナップについては少しずつInstagramでご紹介して行きますね。


SEEALLはとにかく生地。
そこから全て始まっています。
仕上がるまでに何度繰り返されたのであろうかと思わずにいられないそのカタチを、ぜひ味わいにいらして下さい。

スタッフ一同熱を持って、心よりお待ちしております。



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