あっという間に過ぎていく12月。
nouéのある札幌もすっかり寒くなりました。
シーズンも終盤ということもあり、今日のblogではnouéを構成する大きな要素のひとつである”Artisan”にフォーカスしたご紹介をさせていただきたいと思います。
ご紹介したいブランドはいくつもあるのですが、本日はこちら
daniela gregis
デザイナーであるダニエラ・グレジスは1959年、イタリア・ベルガモのフィオッビオ生まれ
幼少期は母の手作りのお洋服を身につけ、後にそれらを組み合わせたパッチワークによる巾着袋を作り始めたところからクリエイションがスタートします。
巾着袋からエプロンやスカートへとアイテムが広がる中で、近しい人々の目に触れる機会も増え、1997年にはショップをオープン。
1999年にはコレクションという形に育って行くこととなります。
nouéに初登場したのは2009年S/Sにあたる3月
ブランドの始まりからちょうど10年を迎えた頃だったんですね。
過去のblogを読み直していたら、当時の写真が出てきました。
展示会では写真が撮れないので、当時バイヤーを務めていた先輩が伝えてくれた「とにかく可愛かった!」という話にわくわくし、ただただ到着を楽しみに待っていたことがとても懐かしい。
取り扱い開始から今年で15年。
30シーズン以上のご紹介を続けてきたことになります。
何年経っても、展示会へ足を運ぶこと
nouéにコレクションが届くことが楽しみな理由は、
肌に優しく特別な素材使いと、心が跳ねるような鮮やかな色使い
上品さを備えながらも細部に感じるチャーミングな遊び心
その全てが変わらないこと。
過去の端切れや糸を用いて何かを作るというスタンスも相変わらず。
出来る限り、捨てません。
daniela gregisは生地から始まり、
その生地を活かすことを前提としたパターンによりコレクションが作られます。
そうして作られたコレクションは性別や年齢、体型を問わず、「その時代の」持ち主に合わせて馴染んでくれる。
着る人の手に渡ったその先、新品の整った綺麗さ以上に魅力を増すことは、コレクションを仕上げるまでの過程のどこかに強引さがあると決して生まれないことだと思います。
選び、着ている自分を好きでいさせてくれる服。
時が経ち、手間と時間を掛けたモノづくりは一層特別なこととなり、続けることが簡単ではなくなりました。
そんな中でもdaniela gregisは変わらずに、ワクワクするコレクションを私たちに届けてくれる。
時代を共に出来ることがどれだけしあわせなことか
24A/Wのコレクションに関しては、まだ少し店頭でご覧いただけます。
ぜひ改めて、daniela gregisが始まったストーリーを踏まえながらお手に取ってみてください。
【大切なお知らせ】
毎週水曜日は定休日です。
ご不便をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
12/18 (wed) close