こんにちは。
RAGrunge/ラグランジ 石田です。
本日は糸一本からこだわり抜いたモノ作りが魅力のブランドをご紹介。
2013年から食の世界で進んでいた原料までのトレーサビリティ
所謂、原料から紡績、染色、製織、縫製などの明示をし
生地作り、服作りに一切の妥協を許さない”MARKAWARE”
素材に対する想いを中心にデザイナーの言葉そのままにお伝えします。
個人的にRAGrungeオープン前からもうかれこれ数シーズン連続でこのブランドのシャツ中毒です。笑
BLOGの最後には当店らしいミックススタイリングもご紹介。
-about brand-
石川俊介氏により2002年にスタートしたレディースブランド”marka”に続き
2003年,メンズラインをスタート。
素材選び、縫製、加工と洋服作りにおける全アプローチを日本で行い
“大人のための、洗練されたハイエンドガーメントを提案”
古き良き時代から培われてきた職人的ディテールワークに
独自のモダニズムとウィットを盛り込んだメンズウェアを発信。
美しいカッティング、装飾の少ないシンプルなデザインが人気です。
上質で洗練されたシルエットを持つ衣服を作り続け
普遍的でありながらモダンな新しいメンズファッションを体現している
ジャパンブランドの雄である。
style sample 1.
coat:¥120,000+tax/MARKAWARE
shirt:¥27,000+tax/MARKAWARE
bottom:¥29,000+tax/MARKAWARE
shoes:¥8,500+tax/VANS
sunglasses:¥35,500+tax/GLCO
-ORGANIC80/2 GABERDINE-
真夏を除く3シーズン、毎日着てもらうために作ったオリジナルのアウター生地なので、擦り切れて古着になるまで楽しんでいただきたいです。気に入っている古着の英国製コートに使われていた、薄手のギャバジンをリプロしています。インドで有機栽培されたオーガニック超長綿の80番双糸を使い、タテ糸・ヨコ糸を別色で染めて、先染め織物の産地である播州で織りました。経糸本数は少なめにして緯糸をしっかり打ち込むことで生まれる特徴ある落ち感が美しい生地です。この生地をコートに仕立てると、ほどよいドレープ感を持つ高級感ある一着になります。そして軽い着心地にびっくりしていただけると思います。
-ORGANIC ORGANDIE HOUSE CHECK-
コートの裏地用に作り始めたオリジナル柄のハウスチェックですが、同じ生地で作ったシャツも人気でした。今シーズンも全く同じ生地にしようかと思ったのですが、春夏シーズンの裏地に使うには、ツイルだと重すぎます。思いっきって軽いオーガンジーを織りました。日本で紡績した米国産のオーガニックコットン五十番糸を強撚糸にして、十分な隙間を空けて織った平織りです。コートやブルゾンの裏地に使っているだけで無く、今シーズンもシャツを作りました。色と柄のおかげで透け感は気にならない程度なのでメンズでも着られるオーガンジーシャツです。涼しくてシャリ味がある生地は風をしっかり通してくれるので、今年のような猛暑の真夏にも着られる一枚です。
style sample 2.
jacket:¥49,000+tax/MARKAWARE
shirt:¥26,000+tax/MARKAWARE
bottom:¥29,000+tax/MARKAWARE
shoes:¥8,500+tax/VANS
sunglasses:¥38,000+tax/GLCO
-ORGANIC WOOL TOROPICAL-
春夏の定番素材です。コットンよりもコシのあるウールは生地組織の隙間を空けても強度があるので、空気を良く通してパンツを作れる生地が出来ます。高い抗菌能力をもっているので、ほとんど臭くなりません。また、ウールはアイロンで生地を動かせるので、コットンよりも美しいシルエットのパンツを作ることが出来ます。今シーズンの生地は糸の撚り回数を多くして強撚にし、より涼しくなるように改良しました。原料はアルゼンチン、パタゴニア地方の大自然の中で自由に暮らしているオーガニックウールです。先日訪問してきましたが、環境も働く人も素晴らしい牧場でした。欧米で大きく取り上げられているアニマル・ウェルフェアへの取り組みも徹底していて、この原料は世界中で取り合いになってきています。
-40/- WILD COTTON TWILL-
ペルー北部の熱帯雨林ではコカの栽培が盛んに行われていました。コカはコカインの原料となるため、ペルー政府が代替作物栽培の推奨を行い、1994年にスタートしたのがワイルドコットンプロジェクトです。ペルーで伝統的に作られていたカラーコットンの栽培を、ジャングルの中で再開させました。そのプロジェクトで収穫されたアスペロ種のブラウンコットンを使って作ったシャツ地です。四十番手の糸を綾組織にして年間を通して着られる肉感の、ワークウェアイメージの生地にしました。染めていないので、このコットンの持つウーリーな膨らみ感や、柔らかさをそのまま味わえます。ナチュラルな天然素材の持つ風合いと経年変化をお楽しみ下さい。
従来、数年着続けると色褪せていくコットン素材ですが
ブラウンコットンは経年変化で色が濃くなっていくユニークな素材です。
style sample 3.
jacket:¥42,000+tax/MARKAWARE
shirt:¥24,000+tax/MARKAWARE
bottom:¥23,000+tax/MARKAWARE
shoes:¥8,500+tax/VANS
sunglasses:¥35,500+tax/GLCO
-14.5OZ ORGANIC SELVEDGE DENIM-
デニムづくりは毎回織り糸を別注するところからスタートします。
ヘビーウェイトなデニムは経(タテ)に7番のインディゴ染めムラ糸、緯(ヨコ)に6番の生成りムラ糸を使います。トルコ産オーガニックコットン100%の原綿を使って、ちょうど良いムラ形状の糸を大阪の紡績工場でつくりました。デニムは均一でない色落ちを楽しみたい生地でムラ形状がとても重要です。いいタテ落ち具合のムラにしています。インディゴは一番好きなカイハラ125番ロープ染め、少し赤みのある良い色です。これを井原のシャトル織機を使って、ちょっと高密度に織りました。しっかりしていますので膝が抜けにくく、丈夫です。シルエットもはっきり出るので良いジーンズが作れる生地です。
-30/4SWITZER KNIT-
ヘビーウェイトなワークウェアに快適さを加えたくて作った生地です。
吊り編み機の特徴を活かして三十番手の糸を四本取りし、ぎっちりと編み込んでいます。
ヘビーオンスデニムのような肉感でニットの柔らかさとストレッチ性を持った生地に編み上がっています。原料にはオーガニックコットンを使用しており、特にナチュラルブラウンはペルー産のワイルドコットンで、アスペロ種の茶綿です。紫外線を浴びると徐々に濃い色になります。黒も糸の段階で先に染めて、より深い黒を出しています。結果としてとても高価な生地になってしまいましたが、出来上がった洋服は考えていた通りの快適なワークウェアになりました。特にブラウンが気に入っています。
定番素材のORGANIC COTTON OXFORDで作ったシャツも汎用性が高く
縫い直しをしたリサイズ感が効いたデザインです。
RAGrunge MIX style sample
jacket:¥40,000+tax/Ron Herman California
foodie:¥39,000+tax/JOHN ELLIOTT
bottom:¥23,000+tax/MARKAWARE
shoes:¥8,500+tax/VANS
sunglasses:¥35,500+tax/GLCO
今回ご紹介したアイテム以外もご用意しております。
4月にはシャツ生地にも使われている
-40/- WILD COTTON TWILL-のフーディなど
新作入荷が続きますので
是非、この機会にRAGrungeを覗いてみて下さい。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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