ANTIPAST
spring/summer 2021 Collection
新しい日常は「気持ちいい」、が一番。
今日という日は、昨日に学び明日への糧となる。
少し違う角度で昨日(過去)の事を見ると今日(現在)はそれが特別な物に見えてくるかもしれない。
それが明日(未来)へのヒントになると心にとめてみよう。
21SSはANTIPASTがはじまってから今までのたくさんのテキスタイルの中から年代を超えて再構成し、そしてそこに新しい柄やテクニック、素材を組み合わせることで異なる世界観を生み出すチャレンジのコレクション。
☆写真は一部参考商品です
☆入荷時期についてはスタッフにお尋ねください
さて改めまして2021spring&summerアンティパストおよび、過去もこれからもアンティパストの魅力やものづくりについて、この春夏の新作と絡めて、筆者の独りよがりの解説をしていきます。
まずはアンティパストといえばのソックスから、第一弾入荷のラインナップはこのような感じ。
それぞれのテキスタイルから一色ピックアップしています。(袋封してあるソックスはそのままご紹介しております)
今回冒頭文の通り、新しいテキスタイルはないのですが
5,6年前から10年くらい、これは15年くらい前じゃない?!と懐かしく唸るテキスタイルばかり。
それでも過去のデザインでもすばらしく、今なお新鮮に感じること、
そして今の技術で再構成されていることが特筆すべきことです。
個人的趣味嗜好をふんだんに盛り込んだおススメピックアップはコチラ。
vol.1 BUBBLE ¥2,750
上のラインナップに入ってませんでしたが、いつか復刻してほしい、あるいは別注で作ってもらいたいとさえ思っていたこの柄を見た瞬間狂喜乱舞。
vol.2 COLLOR STRIPES ¥2,640
これも懐かしかったですね‥!このストライプの立体感がたまらないです。これはもはや無地です。(ウソ)
その中で大好きで買う気満々はこの3点。(あくまでも筆者が)
この泡の重なったところの表現がいいですね‥!そしてこの配色‥。もう、ほぼ一緒なんですこの二柄の白の配色は。ラメも入ってて、履き口の伸びの良さと言ったら!
vol.3 ANIMALS ¥2,640
antieでは冬の厚めのヒョウ柄を続けてやっていたせいか、珍しいと感じるお客様が多いこのテキスタイルですが、アニマル柄は過去何度かありましたが。。。今年このヒョウ柄はかなり気分です。これはかなり使う気しかしないです。
vol.4 WING OF ANGELS ¥2,750
天使の羽という名の、通称モケモケ。春夏にも、秋冬にもあります。大好きです。スニーカーにもメンズシューズにも、パンプスにもなんでも合います。はいもちろん今回も買います。
vol.5 MISS LACE ¥2,750
確かにこの名前だったなと思ったこちらのテキスタイル、以前出た時人気でした‥‥!!透かしが本当にキレイで見惚れます。薄手なほうですが爪先カカトは通常の春夏ソックスと同じ厚みがあります。
vol.6 2 TONE RIB ¥2,750
さてこちらは本当に無地的に使いやすいソックス。リブが甲をスッキリきれいに見せてくれます。時間がない時とかつい手に取るタイプはコレ。左3色はマット、右は上側が品のいいラメになってます。これ、買い足すタイプですね。
vol.7 LUREX COTTON LACE
ちょっとたるむフィットしないタイプでミディアムゲージなので、今からはけるんですが、夏よく使います。ビルケンのサンダルにもよく合います。これの他にもリネンでビルケンに合うオススメのソックスありますが、次回の入荷です。マットな白黒を今回はずして、ラメの入った3色のラインナップにしました。
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【アンティパストよもやま話】
ソックスって機械で編みます。(もちろん手編みではありません)
でも機械を動かすのは人間なので四六時中見張ってます。
そしてここのソックスが他と違うのはただかわいいからではありません。
デザインが秀逸なのはもちろんのこと(これはアンティパストの大前提です)
●まず素材がとにかくいい・・・綺麗な色が出せるから、とかももちろんありますが
特に春夏の場合コットン糸を使用しますが綿はとにかくピンキリです。
ここで良くない短い繊維のものを使っていると、編んでいる時必ず強いテンションがかかります。その時に切れてしまうと機械を止めて編み直さなくてはなりません。そうするとかなり時間をロスする上、ソックスはお直しができません。
もしも少しの摩擦で糸が切れてしまったとしたらお客様に大変なご迷惑がかかります。これを避けるためたどり着いたのが上質な糸を使うことで、長持ちする。みんなにとって良い結果となりました。
●そして縫製がいい・・・ある時出先でとりあえずで買った靴下が、靴に押されて指の付け根がひどく痛みました。いつも履いているアンティパストではないことでした。当たり前のように履き慣れてしまったアンティパストのソックスの良さに気づけた瞬間でした。
ソックスってずるんと機械で編まれて終わり・・・ではないのです。大体の形を編む機械で編み上がった時、つま先がお魚の口みたいにパックリ開いています。そこに最後の針目がかかっているのをそっと抜いて、最後の縫製の機械に熟練の職人がサッと針目に通します(!!)そこでつま先がやっとつながります。
そのつなぎ目は、上から縫い合わせているのではなく編みつなげているのでガタツキがなく足先に当たらず快適です。
お値段以上。それがアンティパストです
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ちなみにです!
コチラは今後入荷予定のあるソックスの一部。おもしろいのは着圧のソックスがあります。テキスタイルは過去にあったものですが、アンティパストの柄で着圧ができちゃったのです。(むくみやすい方必見!!)
【ソックス編 終わりに】
柄物のソックスって難しいな、て思われる方もいらっしゃるかと思いますが、柄物にもいろんなタイプがあるものです。
一番簡単なのは洋服に柄を使わないこと、次にシューズの色かボトムの色とつなげること、または相性のいい柄同士を組み合わせること。などなど。やってみるとそんなに難しくありません。
まずは「かわいいから履きたい」か、「履きやすいからやっぱりこれじゃないと」って思うこと。それがあれは乗り越えられます^ ^
ぜひお店でスタッフにご相談くださいね。
よかったらわたしの好きなこちらの記事に、アンティパストのソックスについて詳しく書いてありますのでお時間のある時読んでみてください。vol.4のモヘアの馴れ初めなども書いてあって面白いです。やはりモノを生み出すのは発想の転換☺︎
https://www.asahi.com/and_w/20180425/35975/
⭐︎このようなすごいソックスニットを使用したウェアが実は今期間限定でたくさん揃っています。次回は洋服編を書きます。お楽しみに。(筆者W)